聖の青春(2016) 3月のライオン(2017)
3月のライオンを観た。
実写映画化において、その映画を好きになるどうかは、結局はその監督と「萌え」の感覚が合っているのかどうか…に左右されると思う。
「3月のライオン」と「るろうに剣心」は同じ大友監督。「るろうに剣心」の「萌え」は理解できたし好きだった。「佐藤健剣心」にやらせたいことが詰まっていたし、剣心を実写化するにあたって、こういうアクションをさせたいという想いを感じた。
でも3月のライオンは「萌え」がよくわからなかった。
「神木隆之介桐山」
というキャストに萌えて見に行ったわけだけど、いまいち監督が「神木隆之介桐山」で成し遂げたい「萌え」がよく理解できなかったのだ。残念。
その流れで「聖の青春」
先ほど「神木隆之介桐山」の萌えはよくわからなかったと書いた。しかし観賞時に思いの他私がぐっときたキャストがある。それが「加瀬亮宗谷名人」だった。(感想をぱらぱら観ていると割と不評のようだけど)
実のところ宗谷名人は一番実写化が難しい人だったと思う。誰がやっても非現実的になってしまうだろう。
そこであえて、「宗谷名人」ではなく、宗谷名人のモデルの「羽生先生」に寄せた実写化をするなんてなかなか心憎いではないか!
映画を見終わった後、漫画を読み返す訳ではなく、なんだか羽生先生萌えが再燃し、動画サイトで対局やらを観賞。レンタルがちょうど始まった「聖の青春」も観賞。
しみじみと思うのだけど、生きているうちに自分がモデルになった映画や小説、漫画を観るのってどんな気分なのだろう。
決してわかることのない感情だな。